前回の神崎さんの研究紹介に続いて、同じく博士課程の エミール・サン=ピエール(Émile St-Pierre)さんの研究を紹介します。カナダ出身のサン=ピエールさんは、エネルギーインフラストラクチャーと再生可能続きを読む “大学院生の研究紹介 その3”
投稿者アーカイブ:森田敦郎
大学院生の研究プロジェクト紹介 その2
しばらく時間が空いてしまいましたが、前回の桜木さんの研究紹介に続いて、同じく博士課程の神崎隼人さんの研究内容を紹介します。日本のDIYバイオを研究している桜木さんとは打って変わって、神崎さんはペルーの東部、アマゾン川上流続きを読む “大学院生の研究プロジェクト紹介 その2”
大学院生の研究プロジェクト紹介 その1
DIYバイオの人類学 これから不定期に、「科学技術と文化」に属する大学院生の研究プロジェクトの紹介を掲載していきます。大学院生たちは、人間と動植物の関係についての Multispecies Ethnography や、エ続きを読む “大学院生の研究プロジェクト紹介 その1”
テクノスフェア(技術圏)と経済成長中心社会
前回のポストでは、インフラストラクチャー、日常生活、地球環境の変化の間にある複雑な関係を概観してきました。この関係を作り直すことこそが、人新世を生き抜くための最重要課題だと言っていいでしょう。 前回のポストから少し間が空続きを読む “テクノスフェア(技術圏)と経済成長中心社会”
インフラストラクチャーと人新世
人間活動と地球環境の複雑な絡み合いを理解する上で、近年の科学技術論と人類学は、インフラストラクチャーに注目してきました。 人新世という時代の最大の特徴は、人々の日常生活の中での何気ない行為 ー 食事のための買い物やそこに続きを読む “インフラストラクチャーと人新世”
科学技術論がなぜ重要なのか?(その2)
前回のポストで見てきたように、人新世の危機を打開するためには、人間とテクノロジー、地球環境の絡み合いを理解する必要があります。しかし、近代的な知の枠組みは、自然と社会を全く異なった性質を持つものとして分割し、それぞれに自続きを読む “科学技術論がなぜ重要なのか?(その2)”
科学技術論がなぜ重要なのか?(その1)
人文社会科学の分野で、気候変動や人新世の議論をリードしてきたの分野のひとつは科学技術論です。 環境政策や環境社会学のように環境をメインテーマにした分野も当然重要な貢献をしてきました。しかし、ここ20年ほどは科学技術論が、続きを読む “科学技術論がなぜ重要なのか?(その1)”
人新世について
最近、人新世という言葉を、日本の人文社会科学系のメディアでも見かけるようになってきました。「科学技術と文化」の授業でもここ5年ほどは人新世をキーワードにしてきました。 人新世とは、現在審議中の新たな地質年代のことで、その続きを読む “人新世について”
はじめに
このブログは、大阪大学人間科学研究科、社会学・人間学系の中にある「科学技術と文化」という研究分野の教育と研究を紹介するものです。「科学技術と文化」は、同研究科の人類学研究室を構成する研究分野として、人類学分野と共同で教育続きを読む “はじめに”